タックスヘイブン(租税回避地)の金融取引を巡る「パナマ文書」報道で亡父の名前が挙がった英国のキャメロン首相は7日、父が持っていたパナマの金融商品を一時期保有していたことを認めた。首相就任前に手放し、約3万ポンド(約450万円)で売却して利益を得たという。
英テレビのITVに語った内容としてロイター通信などが伝えた。キャメロン氏はパナマの投資信託のオフショア信託を保有していたと認め、2010年5月の総選挙に先立つ同年1月に売却したと説明した。
同氏は、党首を務める保守党がこの総選挙で勝利し、首相に就いた。(共同)