アジアの高速鉄道商戦でまた日中激突 今度はマレーシア-シンガポール間 (1/3ページ)

2016.4.18 09:00

中国の高速鉄道。アジア各国に攻勢をかけるが計画はスムーズに進んではいない=昨年3月、北京(ブルームバーグ)

中国の高速鉄道。アジア各国に攻勢をかけるが計画はスムーズに進んではいない=昨年3月、北京(ブルームバーグ)【拡大】

【アセアニア経済】

 マレーシアの首都クアラルンプールと隣国シンガポールを結ぶ高速鉄道計画が、実現に向け大きく動き出しそうだ。マレーシアのナジブ首相が、今年半ばにも両国間で覚書が締結できる見通しを示した。現代版シルクロード構想「一帯一路」の一環として、東南アジアでの鉄道網整備を目指す中国は、資金力を武器にマレーシアに攻勢をかけている。新幹線の採用を狙う日本は苦戦を強いられそうだ。

 ◆首相に恩売る?

 「計画どおり進めている。マレーシアに必要だ」。ナジブ氏は12日の講演で、主要輸出品の原油市況低迷による予算編成見直しを説明する一方、主要インフラ計画は推進すると表明した。特に、2022年の開通を目指す高速鉄道計画では、ずれ込んでいるシンガポールとの覚書締結を「今年半ば」とした。

 13年に両国間で合意した同高速鉄道は、現行鉄道で6時間以上かかる総延長約350キロを最短で90分で結ぶ計画。ただ、マレーシア側の試算で100億~150億ドル(約1兆900億~1兆6300億円)という巨額費用や計画の複雑さを理由に、両国首脳は昨年5月、20年としていた当初開通予定時期の延期を発表し、実現が危ぶまれてきた。

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