配達ロボ、ドロイド脚光 安くて規制クリアも楽、年内にも実用化 (1/3ページ)

2016.4.20 05:00

走行試験を行うスターシップ・テクノロジーズの配達ロボット=12日、エストニアの首都タリン(ブルームバーグ)

走行試験を行うスターシップ・テクノロジーズの配達ロボット=12日、エストニアの首都タリン(ブルームバーグ)【拡大】

 米インターネット通販大手アマゾン・コムや米ネット検索大手グーグルが小型無人機「ドローン」や自動運転トラックによる宅配プロジェクトを推進する中、電子商取引業界(Eコマース)の配達手段の新たな選択肢として、「ドロイド」と呼ばれる自走式小型配達ロボットが脚光を浴びている。ドローンや自動運転車に比べコストが安価なことに加え、規制をクリアしやすいためだ。早ければ年内にも実用化されるとみられている。

 ◆ドローンより上

 ロンドンなどに拠点を置く欧州ベンチャー、スターシップ・テクノロジーズが設計した自走型小型配達ロボットの試作機は最大20ポンド(約9キロ)の商品を時速4マイル(約6キロ)で配達可能だ。範囲は物流拠点から半径3マイル以内で、第3世代(3G)のGPS(衛星利用測位システム)信号を使い移動する。9台のカメラを搭載し、センサーで木の根や犬の糞(ふん)、幼児などを回避。電子ロックで荷物の安全性を確保しており、カメラからの映像で盗難も回避、トラブルに遭遇した際には遠隔操作も行え、最長2時間活動できる。

 同社はネット電話の米スカイプの共同創業者、ヤヌス・フリス氏が支援。スカイプの元開発者で、同ロボット事業の生みの親、アーティ・ヘインラ氏は配達ロボットの強みについて、小型のため製造が容易でコストも安いと説明する。同ロボットの重量は35ポンド未満で移動速度は遅い。回転翼を持つドローンに比べ危険度は低い。

 最大の強みは歩道を移動するため、運用に向けた規制当局の承認獲得が容易なことだ。スターシップのロボットはすでに英国、ドイツ、ベルギー、エストニア、米国の1900マイルで試運転を実施、年内に新たに5万マイル超での運転計画がある。

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