スイス・ベルンの国際学校に留学。同級生によると、「一番鈍くはなかったが、いつも“第2群”だった。ドイツ語があまりできず、質問されると慌てた」という。留学中もバスケットボールに熱中。最高指導者就任後は、米プロバスケの元スター選手、デニス・ロッドマン氏を招請する。
父の元専属料理人、藤本健二氏に「われわれは毎日、ローラースケートやバスケをして遊んでいるが、人民はどう過ごしているのかなぁ」と漏らしたことがあるという。最高指導者になると、大規模遊園地などを次々最優先で建設した。
彼なりに人民に尽くしているつもりのようだが、本当は何を最優先すべきか進言する側近がいないことが、経済政策での空回りを生んでいるのかもしれない。(桜井紀雄)