【党首討論詳報(3)】安倍首相、改憲案は「たたき台」、民進案の提示要求も岡田代表は「出すつもりない」 (3/3ページ)

2016.5.18 19:02

日本国憲法原本にある昭和天皇の署名、押印と吉田茂首相ら大臣の署名(国立公文書館蔵)

日本国憲法原本にある昭和天皇の署名、押印と吉田茂首相ら大臣の署名(国立公文書館蔵)【拡大】

  • 国家基本政策委員会合同審査会で討論する民進党・岡田克也氏(左)と安倍晋三首相=18日午後、国会・衆院第1委員室(山崎冬紘撮影)
  • 国家基本政策委員会合同審査会を終え、握手する民進党・岡田克也氏(左)と安倍晋三首相=18日午後、国会・衆院第1委員室(山崎冬紘撮影)

 安倍首相「戦前の反省の中から他国を侵略しない。そういう状況を作らないように、貢献していくことが大切だ。『当たり前』と言えば、それがなくなるわけではない。当たり前にするには、その努力をしなければならない。その中で、国民の命と、そして幸せな暮らしを守るために、私たちの責任を果たさなければならない。われわれの憲法草案においても、言わば国連憲章に書いてある考え方、平和主義が貫かれている。つまり、必要な自衛の措置しかとらない。侵略とか、戦闘的な、攻撃的な侵略、あるいは他国を踏みにじる、そういうことはこれから二度としない。そして、二度と戦争の惨禍を繰り返さないというのが、私たちの考え方であり、平和主義だ」

 「やはり草案を出さずに、必要だったら何かやるというのは考え方として、おかしいんじゃないか。お互いに考え方を示しあって、すみません、ちょっとヤジが多いとしゃべりにくい。よろしいですか。ちょっと静かになるまで待たせていただく。大切なことはお互いに案を示しあうことだ。そうしなければ憲法審査会においても、議論が深まらない」

=(4)に続く

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