越で消費者金融の需要拡大 貸付残高、GDPの1割超す

2016.6.1 05:00

首都ハノイの市場にある屋外レストランで食事を楽しむ人々。ベトナムは消費者金融の利用が増加している(ブルームバーグ)

首都ハノイの市場にある屋外レストランで食事を楽しむ人々。ベトナムは消費者金融の利用が増加している(ブルームバーグ)【拡大】

 ベトナムの消費者金融市場が拡大している。地場金融情報サービス大手ストックスプラスによると、2015年の消費者金融の貸付残高は、前年比44%増の151億2000万ドル(約1兆6797億円)に達した。国内総生産(GDP)の10.4%、同国の全貸付残高の6.8%に相当する。拡大の背景には、金銭貸借に関する習慣の変化や住宅ローンの需要増などがあるとみられている。国営ベトナム・ニューズなどが報じた。

 同社は、同国ではこれまで借金をする際、身内や知人などに頼る習慣があったが、最近は、消費者金融サービスの利用が増加していると指摘する。さらに、同国政府が住宅購入者などに対し、総額30兆ドン(約1500億円)の支援策を打ち出したことにより、中間層への住宅向け低金利ローンの需要が増加していることも消費者金融市場を後押ししているとされる。

 同市場の拡大に伴い、消費者金融サービス企業間で合併や買収などの動きも加速すると同時に、参入企業が増加し、企業間競争が激化している。

 地場携帯電話・家電販売最大手のモバイルワールドなどの小売り店舗では、1店舗当たり4社以上の消費者金融サービス企業が顧客争奪戦を繰り広げているという。

 また、携帯電話を通じた決済サービスを展開する同国最大の電子マネー「モモ」なども攻勢を強めている。

 同国の消費者金融サービス企業は、昨年9月末時点で外資系6社を含め約20社あるとされる。ストックスプラスは、消費者金融の需要がさらに高まり、消費者金融サービス企業は今年、倍増すると予測している。(シンガポール支局)

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