【ソウル=名村隆寛】人工知能(AI)囲碁ソフト「アルファ碁」との対局で話題を呼んだ韓国人プロ棋士、李セドル九段が、6月末に竹島(島根県隠岐の島町)で韓国の歌手、金章勲(キム・ジャンフン)氏と対局するという。金氏の所属事務所の発表として、聯合ニュースが31日、報じた。
金氏は韓国だけでなく海外でも竹島を「独島(竹島の韓国での呼称)は韓国の領土だ」と主張する活動を展開している。2012年には、韓流スターのソン・イルグク氏らとリレーで竹島まで泳ぎ上陸を目指し、竹島の領有権をアピールした。
李九段は3月にアルファ碁と対局し脚光を浴びたが、5月に韓国プロ棋士会と対立し脱会届を出し、波紋が広がっている。