蘇寧、VR体験館を3カ月で300カ所へ

2016.6.7 05:00

 グループに家電量販大手、蘇寧雲商集団などを持つ資産管理会社、蘇寧控股集団の張近東董事長は、このほど開催された第4回「中国(北京)国際サービス貿易交易会」(京交会)での会合「2016中国電子商取引(EC)大会」で、ネット通販の新たな商機はオフラインにあるとして、今後3カ月でバーチャルリアリティー(VR、仮想現実)体験館を300カ所建設する考えを示した。

 ECの新たな商機について張董事長は、(1)消費市場の高度化によって農村市場や越境市場が高成長する(2)従来のビジネスモデルを覆すC2B(消費者側からの要求に応える形での新規商品開発など)モデルや、実店舗によるネット利用の高度化(3)収益モデルのイノベーションや多様化で、物流や金融などが進化を遂げて新たな成長分野が生まれる-を挙げた。

 中でも近年急成長を続けるVR分野では、今回の京交会で最新のVR体験ブースを設置。EC大会の講演では、今後のVR体験館建設によって中国最大のVR体験プラットフォームを構築する計画を打ち出した。

 また農村市場の展開では、新たな農村EC戦略を発表。今年はさらに50億元(約814億円)を投じて、蘇寧グループのオンラインショップ「蘇寧易購」が経営する直営店を農村に1500店舗開店し、(農産物を販売する)オンライン上の地方特色館を200店開設するほか、農村におけるEC関連の人材を10万人育成する計画だ。(京華時報=中国新聞社)

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