ロボ導入施設の介護報酬加算へ 政府、市場拡大へ18年度改定から (1/2ページ)

2016.6.11 06:51

高齢者をベッドから起こすために介護ロボを使用する介護者=千葉県(ブルームバーグ)

高齢者をベッドから起こすために介護ロボを使用する介護者=千葉県(ブルームバーグ)【拡大】

 政府は10日、介護ロボットを導入することで介護職員の負担軽減やサービスの質向上を実現する介護施設に対し、介護報酬を加算する方針を固めた。ロボット市場拡大や職員不足対策につなげる狙い。介護現場にロボットを導入して得られる改善効果などをデータ化する実証実験を8月から開始する。結果を基に具体的な加算割合などを算出し、2018年度の介護報酬改定に盛り込む考えだ。

 実証実験は厚生労働省と経済産業省が連携し来年度も継続的に実施する。全国の一部介護施設に介護ロボットを導入し、介護職員の仕事の効率化やサービスの質の向上にどの程度寄与するかデータを収集し分析する。

 職員が重いものを抱え上げる作業を補助するロボットや、患者や要介護者の歩行や排泄(はいせつ)、入浴、見守り、認知症予防などを支援するロボットを活用する予定だ。来年度以降は実験規模を拡大してデータを採取し、18年度の介護報酬改定に向けた議論で活用する。

「単純労働をロボットが、複雑な仕事を人間が行う分業化が始まる」

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