灯台、病院、養豚場…南シナ海であれこれ建設 「対話」の裏で加速する中国 (1/2ページ)

2016.6.12 07:16

南シナ海で中国が開発加速
南シナ海で中国が開発加速【拡大】

  • 南シナ海の南沙諸島周辺で軍事演習する中国海軍の兵士(共同)
  • 中国が南シナ海・南沙諸島のヒューズ礁に建設した施設=4月(タインニエン紙提供・共同)

 【シンガポール=吉村英輝】南シナ海問題について中国は、シンガポールでのアジア安全保障会議や米国との協議で、当事者同士の「対話」を繰り返し訴えた。ただ一方で、実効支配した人工島などで、灯台、病院、養豚場などさまざまな施設の開発を加速している。軍事拠点化に反発する米国や周辺国の批判をかわす狙いもありそうだ。

 中国国営新華社通信は6日、スプラトリー(中国名・南沙)諸島のミスチーフ(美済)とファイアリークロス(永暑)の両礁で年内に、灯台が完成すると伝えた。ミスチーフ礁の灯台は高さ60メートルで、同諸島で最も高い構造物になるという。

 中国は昨年10月にクアテロン(華陽)とジョンソン南(赤瓜)、今年4月にはスービ(渚碧)の3礁ですでに灯台を完成。航行の安全など「国際的な義務」を果たすためと強調する。

 ファイアリークロス礁には、最先端の医療機器を備えた病院も建設し、今月末に運用を開始。スービ礁にでは居住者向けに「エコ・ファーム」と称し、4千平方メートルの農園で30種の野菜を栽培し、にわとりなど5百羽以上と豚約70頭を飼育するという。スービ礁周辺では昨年10月、人工島造成に反発する米国が軍艦を航行させる「航行の自由」作戦を行い、緊張が高まった。

「人工島は公共目的で、軍事目的は二の次との姿勢を信用させるため」

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