岐路に立つ中国の“資源爆買い”戦略 ベネズエラ危機でばらまき政策に黄信号 (1/4ページ)

2016.7.5 11:00

中国石油化工傘下の油田探査部門がアフリカに建設した石油リグ(掘削装置)の注意書き。中国による海外権益拡大の動きは踊り場を迎えている=スーダン南部上ナイル州(ブルームバーグ)
中国石油化工傘下の油田探査部門がアフリカに建設した石油リグ(掘削装置)の注意書き。中国による海外権益拡大の動きは踊り場を迎えている=スーダン南部上ナイル州(ブルームバーグ)【拡大】

 アフリカを中心とした資源国に巨額の投融資を行うことで油田などの海外権益の獲得を目指す中国の戦略が踊り場を迎えている。中国経済の減速でエネルギーなどの消費が減少していることに加え、金融支援先の南米ベネズエラでデフォルト(債務不履行)危機が高まったことを機に、政府部内にばらまき政策への慎重論が高まっている。

 ばらまき見直し

 原油安で経済に深刻な打撃を受けたベネズエラでは、追い詰められたマドゥロ大統領が中国からの融資で一段と有利な条件を引き出そうとしている。これに対し中国では、支援相手国の財政健全性や政治的リスクなどに慎重になってきている。

 習近平国家主席は昨年12月のアフリカ歴訪で、同地域向けに今後3年間で600億ドル(約6兆1600億円)の拠出を表明したが、投融資実施にあたり、内容を精査するのは容易ではない。

 中国社会科学院の世界経済・政治研究所で国際戦略研究室主任を務める薛力氏は「ベネズエラの事例からわれわれは、中国が海外投融資についてもっと慎重かつ習熟すべきだということを学んだ。中南米と比較すると中国にとってアフリカの戦略的意義は大きく、失敗すればより大きな危機に瀕(ひん)する」と話す。

これまでの無条件援助を条件付きに切り替えるかは難しい判断に…

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