米道路交通安全局(NHTSA)は6日、ハンドル操作や加減速を自動的にできる米テスラ・モーターズ製の乗用車が、東部ペンシルベニア州で起こした事故を調査していると発表した。6月末に明らかになった南部フロリダ州の事故に続き、自動運転機能を備えた車両に絡む調査となる。
NHTSAによると、調査対象は7月1日に起きたスポーツタイプ多目的車(SUV)「モデルX」の事故。ハンドル操作などが自動化される「オートパイロット」の機能が事故時に使われていたかを調べるため、州警察とテスラ社、運転手から情報を収集している。
中西部ミシガン州のメディアによると、同州の画廊経営者が運転中、ガードレールにぶつけるなどした。運転手、同乗者とも命に別条はなかった。
テスラ社の広報担当者は共同通信の取材に「現時点で『オートパイロット』が作動していたかどうかを示すデータを持ち合わせていない」と説明した。(共同)