世界中で大ヒットしているスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」が東京株式市場でも旋風を巻き起こしている。ポケモンGOの開発元に出資する任天堂の株価が1カ月前の2倍近くまで跳ね上がったのに連動し、関連銘柄も軒並み高騰して「ポケモン相場」を形成している。一方、先行する海外では事故多発など混乱も拡大。これを踏まえ政府が21日に注意喚起を始めるなど、日本上陸を目前に控え注目は高まるばかりだ。
任天堂の株価は21日、前日比235円高の2万8000円で取引を終了。一時は3万円を超えた同社株は落ち着きをみせているが、関連株は活況を呈する。
ポケモンGOと連携したサービスを近々実施すると発表した日本マクドナルドホールディングスの株価は21日までに、米国でポケモンGOが先行配信された6日終値と比べ18%上昇した。
マクドナルドの店舗で、ゲーム内で使うアイテムが手に入るなどのサービスが予想され、ポケモンGO目当ての来客が増え、売り上げに貢献するとの見方が広がった。