「ミラノで日本食のオリジナルは…」 イタリア人ジャーナリストの言葉に驚く自分 (1/3ページ)

2016.7.31 06:00

 「ミラノで日本食のオリジナルと思えるレストランは、50くらいだと思う」と、イタリア人ジャーナリストが語ったので、ぼくは驚いた。 

 日本に滞在していたことがあるの?と聞くと、「いや、一度も日本に行ったことがない」と躊躇なしに答える。

 彼は食や文化の記事を日刊紙などに書いている。昨年のミラノ万博期間中は各国の料理を取材し、日本の食関係者にも沢山インタビューした。今も毎日、さまざまな料理のレストランやイベントに招待がある。

「断るのが大変だ」と嘆く。それだけ影響力のある人だ。

 ミラノに寿司や和食を看板にした店がおよそ350あり、約95%は非日本人の経営である。5%とは20店舗に満たないことになる。それにも関わらず、彼はその倍以上の数の「オリジナルの味」がミラノで楽しめるというのだ。

 

 「イタリア人や中国人の経営であっても、日本人が厨房にいるケースがあるし、あの店の味はオリジナルだ、と人が言うんだよ」と説明する。

 日本でのオリジナルを知らないで、どうして人の言葉でオリジナルと分かるの? 因みに、ここでいうオリジナルとは、独特とか個性という意味ではなく、伝統に基づいた本物という意味で語っている。

 「信頼できる人の言葉なら、確信がもてるんだ」

 美味いか不味いかは個人の趣味に左右される。が、食の記事を書くプロのジャーナリストが、オリジナルかどうかを判断するのは話が違う。

 これは食の記事のいい加減さを物語るエピソードなのか、人の判断とは「結局、そういうものなのさ」を裏付けるのか。

日本にある食が全てオリジナルではない。言うまでもないことだ。だから…

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