オーストリア、大量難民の生活保護費削減を提案、「ブルカ」着用禁止も

 オーストリアのクルツ欧州・国際関係相(外相)は18日、中東などから大量流入した難民の生活保護費を削減する一方、これに伴う収入減を補う措置として、時給1ユーロ(約114円)の公共の仕事に就かせる法案を作成したと述べた。女性の顔や体を覆う「ブルカ」や「ニカブ」の公共の場での着用禁止も盛り込んだ。同国メディアが伝えた。クルツ氏は難民らの社会統合も担当する。

 ドイツ語ができず、職に就けない難民に仕事を提供し、犯罪に走らないようにするとともに、難民対策で急増した国民負担を緩和する。一方、難民と認められない移民らには仕事仲介の措置は適用されない。

 クルツ氏は中道右派の国民党に所属。今後、連立相手でケルン首相率いる中道左派の社会民主党と協議する。オーストリアでは経済が伸び悩む中、難民らの大量流入で失業率が上昇。生活保護費を受け取り続ける難民も多い。(共同)