金ゼロ…中国・体操王国の凋落 「何が起きたか、全く分からない」号泣する選手も (2/2ページ)

 1956年から五輪参加を辞退した中国は84年に五輪に復帰。最近では、2008年北京大会の体操男子で、金メダルを8個中7個独占。前回ロンドン大会でも4個獲得し、「体操王国・中国」を世界に改めて印象づけた。

 ところが今大会では、男子団体と女子団体でそれぞれ銅メダル1個と、さんざんな成績に終わった。

 中国は男子団体で決勝に臨む際、トップの成績だったが、最後は“宿敵”日本に逆転を許した。ロイター通信によると、●(登におおざと)や尤、張成龍ら5人は、ロシアに銀を奪われると、いすに身を沈めたまま、顔を大きくゆがめた。張は会場をあとにすると、一気に泣き崩れたという。(五輪速報班)