防衛省は31日、今後約20年を見通して科学技術分野の取り組みの方向を示す「防衛技術戦略」を作成し、これに合わせて「中長期技術見積り」も10年ぶりに改定した。
国産水陸両用車や米海軍が開発を進めるレールガン(電磁加速砲)の研究開発を進める方針が明記されており、防衛省が同日まとめた平成29年度予算の概算要求でも関連経費が計上された。
防衛省の概算要求に占める研究開発費は前年度当初予算比184億円増の1239億円。研究開発費は26年度予算以降減額が続いており、4年ぶりの増額を目指す。
来年度以降の負担を含む新規契約ベースでは今年度当初予算比180億円増の1391億円を盛り込んだ。