社会を理解する鍵 「普通」をないがしろにして良いわけがない (1/3ページ)

2016.9.4 18:00

 都内から電車で1時間半ほどの三浦半島の先端、油壺の近くに小網代の森がある。70ヘクタールほどの広さだ。海抜およそ80メートルの川の源流から河口まで1.3キロ。歩きながら、森林、湿地、干潟、海を連続的に楽しめる。

 学生時代から約30年間、小網代の森の自然保全活動を続けてきたNPO法人小網代野外活動調整会議の柳瀬博一さんが、「生物の多様性」について、こう語る。

 「千潟まで一つの川の流域がすべて自然という場所は珍しいです。それこそ多様な生物がいます。でも絶滅する虫がいるとかいないとか、ここでしか見かけない生物がいるとか、そういうことを我々は重視していません。沢山の種類の普通種がここにもあそこにもいて、それらに実際に接することができる。こういう姿を目指してきました」

 森のシンボルのアカテガニは、他のどこにでもいるといえばいる。「なんだ、そうなのか。じゃあ、三浦半島の先端までわざわざ見に行く必要ないじゃない」と思うのは早計だ。

 どのような場所をどういう状況にしたらアカテガニがたくさん生きれるのか、というアングルでみるなら、小網代の森は観察の場としてベストだ。

 多様な普通の生物が共存する生態系とは何か?がテーマになっている。

 自然の生態系のあり方としてとても興味深いが、社会のあり方を考えるにもヒントになる。例えば、「普通であること」を考える場所としての小網代の森である、

「出る杭は打たれる」文化がイノベーションを邪魔するとばかり…

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