インドは、携帯ゲーム開発が加速しそうだ。地場ゲーム開発会社によると、国内の携帯ゲーム利用者は現在までに5000万人を超え、市場規模は130億ルピー(約198億円)に達した。今後数年間は年40~50%の勢いで拡大する見通しだ。現地紙フィナンシャル・エクスプレスなどが報じた。
専門家は、世界中で大ヒットした米ナイアンティックの「ポケモンGO」がインドでも携帯ゲームの利用者を増やすと同時に認知度を大きく高めると指摘。この分野において、携帯電話の位置情報などを利用して現実世界とデジタル世界を融合させる拡張現実(AR)の可能性を示したと分析している。
ポケモンGOはインドではまだ公式にサービスが開始されていない。しかし、今年7月以降、国外サイトを利用するなどして多くのインド人ユーザーがスマートフォンを手にゲームを楽しんでいるという。
複合企業大手リライアンス・グループのエンターテインメント部門の幹部は、ポケモンGOの登場までこれほど大規模かつ多数のユーザーを獲得したゲームはなかったと指摘。「新たに利益を生み出すビジネスモデルを提示してくれたといえる」と述べた。