バングラ、縫製工場以外も監査 火災事故受け、労働者の安全確保急ぐ (2/3ページ)

 ただし、監査は縫製工場だけで手一杯なのが現状で、縫製業以外の工場については手が回らない状況だという。同幹部は対象となる工場がいくつあるか即答できないとしたうえで、外国機関の協力が引き続き得られるかといった問題もあると指摘。監査開始時期については「可能な限り早く」と話すにとどめた。

 また、同幹部によると、監査費用はバングラデシュ政府が負担する予定だが、縫製工場の場合は1カ所当たりの予備監査だけで7000ドル(約71万円)が必要とされており、費用は多額に上る見通しだ。

 さらに、トンギの火災事故では当局の体制の問題も明らかとなった。事故原因は調査中だが、ボイラーの爆発があったとされている。同国の制度上、ボイラーは原則として年に1度の検査義務があるにもかかわらず、全国で公式に登録されているボイラー5500機に対して検査官は6人しかいないため、検査が不十分だった可能性がある。

平日はデスクワークがあるため、休日返上でボイラー点検に…