麻生太郎財務相は米ワシントンで6日夜(日本時間7日午前)に開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を欠席する。経済対策を盛り込んだ平成28年度第2次補正予算案の審議など国会対応のためだが、日本の財務相が欠席するのは異例。日銀の黒田東彦総裁は出席する。
日本の財務相としては、平成22年6月に民主党政権下で、当時の菅直人財務相が欠席して以来になる。
今回のG20は世界経済や課税逃れ対策がテーマで、夕食会を兼ねた2時間程度の討議が行われる予定。
麻生氏は4日の会見で「日本みたいにしょっちゅう通常国会150日とか、こんな具合にやって、海外に出るのが拘束されている大臣は先進国であまり聞かない」と話していた。
現地で7日に開かれるIMF(国際通貨基金)の会議などは出席する見通し。