クラフトビールの「野武士」が挑む パンク精神で市場に「革命」 (1/3ページ)

 「破壊的イノベーション」という威勢のよい言葉が世界を徘徊している。

 よく聞くのは、この言葉に「価格」がつく、「価格破壊イノベーション」である。新しい技術、サービス形態、生産地のいずれかで、低価格のサービスやモノを提供することで従来の市場を破壊する。

 中小企業やスタートアップには敷居がなかなか高い。大企業のケースが多い。正確にいえば、この方向でスタートアップから大企業になる確率は極めて低い、というべきか。

 スコットランドのスタートアップが「破壊的イノベーション」などというヤワな表現を使わず、更に暴力的な匂いがする「革命」をおこしている。しかも低価格ではない。

 クラフトビールのブリュードックの話だ。創業者ジェームズ・ワットの『ビジネス・フォー・パンクス』(日経BP)を読んだ。2007年に設立し、現在年間70億円の売り上げがあり、世界各地に40のバーを展開している。

 以前、ここで書いたことがあるが、今、世界の何処でもクラフトビールがビジネスとしてホットだ。規制に守られていた既存の大手ビールメーカーが君臨していたところに、クラフトビールメーカーがゲリラ的に「乱立」している。

 イタリアの場合は、ワインという伝統的な様式が強い分野への息苦しさからクラフトビールのビジネスに魅力を感じる層があるが、ブリュードックは自分が飲みたいビールを作るところからスタートしている。ビール愛とでも言おうか。

 ぼくは1970年代にあったパンク音楽に興味はなかったが、今ごろになって、本書を読んでパンク精神の潔さに心を動かされた。

「許可なんかクソ食らえ。罪は寛容によって許される」

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