安倍首相の記者会見詳報 「オバマ大統領に感謝」「TPPは米国抜きでは意味がない」 (3/8ページ)

 現在、世界経済は大きな下方リスクに直面しています。現在、世界経済は大きな下方リスクに直面しています。しかし私たちは絶対に後戻りはしない。今年のAPECでは自由貿易を推進するアジア太平洋諸国の確固たる意思を世界に示すことができたと考えています。自由で開かれたマーケットの下で、その恩恵をあらゆる人が享受できる、そのためには誰もが活躍できる社会づくりを急がなければなりません。そして頑張った人の努力がしっかりと報われる、そのための透明で公正なルールが必要です。TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)はそうした、自由で公正なルールに基づく経済圏を太平洋に作り上げる、野心的な挑戦であります。TPP首脳会合ではすべての参加国がその挑戦をやり遂げる決意を改めて共有しました。日本では先般、協定案が衆議院を通過しましたが、今後とも丁寧な上にも丁寧な説明を重ねながら、一日も早い締結に向けて全力を尽くしてまいります。

 APECには11の国と地域からリーダーたちが集まります。この機会を利用して、各国首脳と積極的に会談を行いました。ロシアのプーチン大統領とは来月の山口訪問を見据えながら、8項目の経済協力について今後の具体的な作業計画を合意し、平和条約に向けた協議をさらに前進させていくことを確認しました。70年以上実現していなかった平和条約の締結は、簡単な課題ではありませんが、プーチン大統領との信頼頼関係のもとに、着実に一歩一歩前に進んでいきたいと考えています。中国の習近平国家主席とも短時間でしたが会談を行いました。来年の日中国交正常化45周年、そして再来年の日中平和友好条約締結40周年に向けて日中関係を改善させていくことを確認しました。