安倍首相の記者会見詳報 「オバマ大統領に感謝」「TPPは米国抜きでは意味がない」 (8/8ページ)

 --ロシアのプーチン大統領と会談したことを踏まえ、北方領土問題についてうかがう。これまでも歯舞群島、色丹島の2島先行返還論があったが、2島を先行させる形で合意を目指すことも選択肢としてありうるのか。北方領土での「共同経済活動」について会談で話をしたのか。日本政府として検討する余地はあるのか

 「ただいまの質問の中でいろいろと個別具体的な言及があったが、北方領土に対する従来の立場を何ら変えているということはない。これははっきりと申し上げておきたい。日露の平和条約の問題は戦後70年を経てもなお未解決であることが示す通り、たった1回の首脳会談で解決するというものではない。そんな簡単な問題ではない。首脳間の信頼関係がなければ解決しない問題であり、私自身がプーチン大統領と直接やり取りをしながら一歩一歩着実に進めていく考えだ。現在進めている協議の中身については言及できないが、北方4島の将来の発展について日本とロシアが双方にとってウィンウィン(相互利益)の形で進めていくことが何よりも重要な視点であると確信している。その上で、経済を含めて日露関係全体を双方が裨益(ひえき)する形で発展させていく中で平和条約交渉についても前進を図っていくことが必要だと考えている」