洋上発電に再興の風 英東部の港町 EU離脱で流入減、雇用安定 (1/4ページ)

2016.11.28 06:22

 かつて欧州最大の漁港だった英国東部グリムズビー。英国が欧州連合(EU)に加盟してから40年、衰退の一途をたどってきた港町が、洋上風力発電の開発ブームに沸いている。「Brexit(英国のEU離脱)」を問う国民投票で離脱派が多勢を占めた住民の間では、労働力の流入が減少することで雇用が安定し、EUの単一市場から脱することで地元経済が復興するとの期待が高まっている。

 漁業に見切り

 マーティン・ブリッジズ氏(58)は1年前、グリムズビーの港に漁師として最後の獲物を水揚げした。EU加盟から徐々に縮小し、事実上消滅していた産業に対して彼は負けを認めた。だがブリッジズ氏は北海で生計を立てることをやめていない。洋上風力発電施設の建設に伴う船舶交通の誘導や、数百基もの発電用タービンの修理の仕事を見つけた。Brexitを決めた国内にあって、グリムズビーの展望は珍しく明るいと彼は考えている。

 ブリッジズ氏は港の仕事仲間や友人の大半と同様、6月23日に実施された英国のEU離脱の賛否を問う国民投票では離脱を支持した。離脱派の地元住民は「グリムズビーは望むものを得るだろう」との確信を強めている。

 河口にグリムズビーが位置するハンバー川沿いは、重工業の衰退と漁業や農業市場への東欧からの安価な労働力の流入を背景に、典型的なEU離脱派地域となっている。ハンバー川河口周辺の住民は、EUが漁業を崩壊させ、単一市場の規制に縛られる状態を生み出したと非難する。住民の3人に2人を占める離脱派は、離脱がさらなる経済的打撃をもたらすという警告を振り切った。

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