朴氏、来年4月末辞任の意向表明 6月末までに大統領選も

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領(64)は6日、親友の崔順実(チェ・スンシル)被告による国政介入疑惑をめぐり、2018年2月の任期満了を待たずに来年4月末に辞任する意向を表明した。会談した与党セヌリ党幹部が明らかにした。実際に辞任すれば黄教安首相が職務を代行し、6月末までに大統領選が行われる見通しだ。任期途中で辞任すれば1987年の民主化後初めて。

 即時退陣を要求してきた野党3党は9日に朴氏の弾劾訴追案を採決する方針。退陣の具体的な手続きがどうなるのかは不明で、曲折も予想される。朴氏は会談で弾劾訴追案が可決された場合、罷免するかどうかの憲法裁の最終判断を受け入れる意向も示した。(ソウル 共同)