今度はアシアナ機で副操縦士同士が殴り合い 安全性問われる韓国航空業界 (4/4ページ)

事故を起こし広島空港で駐機したままのアシアナ航空の旅客機=平成27年4月15日午前、広島県三原市(安元雄太撮影)
事故を起こし広島空港で駐機したままのアシアナ航空の旅客機=平成27年4月15日午前、広島県三原市(安元雄太撮影)【拡大】

  • 広島空港で着陸直後に滑走路から外れて停止したアシアナ航空機=平成27年4月15日未明、広島県三原市(安元雄太撮影)

 しかし、ちょっと待ってほしい。韓国側に外国人客を安全に迎え入れる態勢が十分に整っているのか、不安を覚える人は決して少なくないだろう。アシアナ航空だけではない。今年5月末には、羽田空港を離陸しようとした大韓航空機から出火し、乗客乗員319人全員が緊急脱出する事故が起きた。また1月には、フィリピン・セブ発釜山行きの韓国の格安航空会社(LCC)、ジンエアー機が半ドア状態で飛行、セブに引き返すという騒ぎを起こしている。

 韓国が真の観光大国を目指すのであれば、国を挙げて「空の安全」に取り組まなければならない。来年4月の朴大統領辞任を待っていては遅いのである。