シンガポール、平均資産3260万円でアジア首位 世界でも7位

  • 夕方の帰宅時間帯にシンガポールのビジネス街を歩く人々。同国は、今後も資産増加が続く見通しだ(ブルームバーグ)

 シンガポールは、経済の減速が懸念されるなか、資産の水準がアジアで首位となったもようだ。金融大手クレディ・スイスが11月に発表した「グローバル・ウェルス・レポート」の2016年版によると、シンガポールは今年年央時点での成人1人当たり資産額が前年同時期と比べて1.4%増の27万7000米ドル(約3260万円)となり、世界で7位、アジアでは1位となった。現地紙トゥデイなどが報じた。

 同レポートは、クレディ・スイスが200カ国・地域を対象に、家計収支データや公表されている経済関連資料などを基に世界の富の配分状況についてまとめた。同レポートにおける資産は、世帯保有の不動産と金融資産などの合計を指す。

 成人1人当たりの資産額は、首位がスイスの56万2000米ドル、2位がオーストラリアの37万6000米ドル、3位が米国の34万5000米ドルだった。

 シンガポールは、1人当たり家計資産が1万米ドル以下の割合が18%で世界平均の73%を大幅に下回る一方、10万米ドル以上の割合は50%で、00年の21%から大きく増えている。家計資産の総額は、前年同時期から2.9%増の1兆1000億米ドルだった。今後5年は3.5%ずつ拡大し、21年に1兆4000億米ドルに達する見通しだ。