「欧米」ではなく「欧・米」 外国の文化圏を表記する難しさ (1/3ページ)

2016.12.18 06:00

 前々から拘っている表現の一つに「欧米」がある。

 欧米とは書かず、「欧州と北米」あるいは「欧・米」と書いてきた。欧州と北米を一緒に語るのであれば、西洋という文化の括りになる。文化の共通要素としてのキリスト教が柱となり、英連邦の他の地域の国々も入ることになる。

大西洋を跨いで「一緒である」か「いや、一緒ではない」というのは、欧州人にとっても一律ではない。

 「英米」というアングロサクソン系を表現する場合は、欧州の大陸の国は外れる。 

例えば、欧州も米国、両地域とも人権尊重を掲げているが、EU加盟国の基準は死刑制度を廃止していることである。米国はこの点で違うから、「欧米」という表記には無理があることになる。

 だが欧州人は以下のような発言をする。

「海外市場の開拓に際し、アジアなど文化の違うところは中小企業の身にとってはリスクが高い。だが欧州内の他の国と米国は同じ文化圏で気心も知れているからリスクが少ない。これらの地域の市場開拓にグローバルという意識はない」

 反対に次のようなセリフも、特に南欧では珍しくない。

「米国は白黒をはっきりさせる傾向にあるが、欧州や東洋は曖昧のままにしておくことを、さほどマイナスに考えない」

 基本的に欧州と米国の間には「近しい情」があるが、必ずしも共同意識が一定なわけではなく、ある場合は仲間であり、違った場合には競合相手となる。

個別の事情を語る際には注意を

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