カメラ、ラジカセ… アナログ人気、若者にじわり 「古さこそ斬新」 (1/3ページ)

2016.12.26 06:23

レンズ付きフィルムで撮影した写真を眺める北川拳汰さん=東京都目黒区
レンズ付きフィルムで撮影した写真を眺める北川拳汰さん=東京都目黒区【拡大】

  • 池袋パルコで開催中の「大ラジカセ展」=東京都豊島区

 写真はフィルムで、音楽はカセットテープ-。一定の年代以上には懐かしさを感じる「アナログ製品」の人気が、10~20代を中心にじわじわと広がる。関連イベントや販売店も盛況で、関係者は「デジタル慣れした若い人には斬新なモノであり、ファッションアイテムでもある」と話す。

 柔らかい雰囲気

 「粗さやピンぼけで柔らかい雰囲気とか温かみが出せる。人と違う表現ができるのが楽しい」。茨城県つくば市の大学4年、北川拳汰さん(22)は知人にすすめられ、昨年春ごろからレンズ付きフィルムで身近な人や風景を撮り始めた。

 写真はインターネットの会員制交流サイト(SNS)に投稿して友人と共有。撮り直しができず、フィルムを巻く手間もかかるが「そこが逆に新鮮」。現像するまで仕上がりが分からないわくわく感も魅力という。

 レンズ付きフィルム「写ルンです」が今年で発売30周年を迎える富士フイルムは、直営店での販売数が昨年の5倍以上。購入者の大半は10~20代の若い女性で、春に発売した限定モデル5万個も「予想を上回るペースで完売した」と担当者は驚く。

「こもった音に味がある。ラジカセのビンテージ感もかっこいい」

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。