アリババ、宣伝部隊は富裕層 招待制会員制度「APASS」 (1/3ページ)

 中国の電子商取引(EC)大手アリババグループは「アリババパスポート(APASS)」と呼ばれる富裕層向けの招待制プログラムを展開しており、同社のネット通販サイト、天猫(Tモール)や淘宝(タオバオ)で優良顧客の継続的な買い物を促すとともに、会員を宣伝部隊として活用している。

 割引などの特典

 レストラン経営者のモン・ツェイ・イー氏(33)はこれまで、アリババのオンラインモールで約9万ドル(約1057万円)相当の買い物をし、APASSに招待された。英バーバリーの衣料品や米高級コスメブランド「ラ・メール」のスキンケア商品から家具、食品までほぼあらゆるものを購入してきた。

 アリババが2年前に開始したAPASSは、ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)のフェイスブックに米インターネット通販大手アマゾン・コムの有料会員サービス「アマゾン・プライム」と米クレジットカード、アメリカン・エキスプレスのブラックカードを組み合わせたようなサービスだ。会員数は現在10万人。割引や旅行などさまざまな特典があり、会員はアリババについて語り合う、買い物好きが集うオンラインコミュニティーへの参加が推奨される。

「APASS会員の多くはブロガーだ」