トランプ氏、孫正義社長を称賛 スプリント5千人雇用に「マサが大きく関与」

 トランプ次期米大統領は28日、米携帯電話サービス4位のスプリントが5000人の雇用を米国に戻すと述べ、オーナーであるソフトバンクグループの孫正義社長を称賛した。トランプ氏がフロリダ州で記者団に語った。

 トランプ氏はスプリントについて、「彼らは米国に5000人の雇用を戻すことになる。マサ(孫氏)と他の人々が今回の動きに非常に大きく関与した」と語った。

 スプリントは、顧客ケアやセールスなどの雇用が対象になると説明している。2018年3月末までに雇用創出ないし回帰のコミットメントを果たす方針を明らかにしたが、具体的な地域は未定だとした。同社の従業員数は今年3月末時点で約3万人。

 トランプ氏と今月面会した孫社長は、米国に500億ドル(約5兆8500億円)を投資して5万人の雇用を創出すると約束した。これは、トランプ氏には米国民のために新たな雇用をもたらしているとの証拠となる一方、スプリントにとっては次期米政権に好印象を与える形となった。

 スプリントは5000人の雇用に関し、孫社長が約束した米国での5万人の創出の一部だが、そのための資金はソフトバンクではなくスプリントが負担すると説明した。

 トランプ氏はまた、衛星通信事業を手掛ける米ベンチャーで、ソフトバンクが出資するワンウェブがフロリダ州で向こう4年間に3000人規模の新たな雇用を生み出すと改めて表明した。(ブルームバーグ Jennifer Epstein、Justin Sink)