韓国経済の「深い病巣」 雇用の受け皿なく失業率最悪 次期大統領選にも影響か (2/4ページ)

 聯合ニュースによると、足下の11月の若年層の失業率は8・2%と前年同月より0・1ポイント悪化し、11月としては2003年(8・2%)以来の高さとなった。全国経済人連合会が10月に公表した就職意識調査によると、新規採用が昨年よりも「厳しい」と回答した割合は50%の過半を超え、苛烈な就職戦線が若者を苦しめている。

 失業率が上がる原因は、職を失っている人が増えているのに対して、求人が満たせていないためだ。11月の製造業の就業者数は、前年同月比で10万2000人が減って444万3000人。5カ月の累積値だけでも43万2000人の雇用がなくなったという。

 背景には、韓国経済は外需、内需の産業がともに大きな構造調整を進めており、雇用の受け皿が小さくなっていることがある。

 低価格で受注する中国メーカーとの競争に劣勢を強いられている現代重工業、サムスン重工業、大宇造船海洋は人員の縮小を含めた構造調整に懸命。日本をしのぐ「造船大国」といわれた威光はゆらいでいる。海運大手、韓進海運は8月に法定管理(日本の会社更生法に相当)を申請し、再建途上にある。

内需を支えてきた建設需要にも陰り