NY株、歴代2位の上げ幅 トランプ効果押し上げ 年間上昇率13%超

 2016年の最終取引日となった12月30日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3日続落し、前日比57・18ドル安の1万9762・60ドルで終えた。年間では2337・57ドル高と2年ぶりに上昇。上げ幅は13年(3472・52ドル高)に次ぐ歴代2位となった。トランプ次期米大統領の経済対策への期待などを背景に、年間上昇率は13%を超えた。

 世界的にみると、東京市場では日経平均株価が年末の株価として20年ぶり高値をつけたほか、ロンドンでもFT100種株価指数が過去最高値で今年の取引を終了。一方、上海の主要株価指数は年間で12%超の下落となるなど明暗が分かれた。