安倍晋三首相年頭会見 「最大の経済対策は来年度予算の早期成立」 (1/2ページ)

2017.1.4 16:29

伊勢神宮の外宮の参拝に向かう安倍首相=4日午後、三重県伊勢市
伊勢神宮の外宮の参拝に向かう安倍首相=4日午後、三重県伊勢市【拡大】

 安倍晋三首相は4日、三重県伊勢市の伊勢神宮を参拝した後、同市内で年頭の記者会見に臨んだ。首相会見の詳報は次の通り。

 「皆さん、明けましておめでとうございます。昨年は、熊本地震、台風10号による大雨、年末には(新潟県の)糸魚川での大火災など、災害が相次ぎました。厳しい避難生活の中で、新年を迎えられた方々も多かったと思います。被災された皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。本年はどうか平穏で豊かな1年を過ごせるように、との思いで先ほど、伊勢神宮を参拝して参りました」

 「遠く離れたアフリカの地では、国連PKO、海賊対処、正月返上で国際平和のために、汗を流している自衛隊の諸君がいます。その強い使命感と責任感に、新年の始まりにあたって、改めて敬意を表したいと思います」

 「本年は酉年であります。12年前、あの劇的な郵政解散がありました。そのさらに12年前は、私が初当選した年でありますが、自民党が戦後初めて、野党になり、55年体制が崩壊した歴史的な年でありました。佐藤(栄作)首相が沖縄返還で米国と合意し、解散総選挙に打って出た昭和44年も酉年でありました。酉年はしばしば、政治の大きな転換点となってきました。そして本年は、世界でもさまざまな国のリーダーが交代します。変化の1年となることが予想されます。そうした先の見えない時代になった。大切なことは、ぶれないこと。これまでの軸をしっかりと貫いていくことであります」

 「本年も、経済最優先。鳥が大空をかけるように颯爽とデフレ脱却に向けて、金融政策、財政政策、そして、成長戦略の3本の矢を打ち続けて参ります。そして、これまで延べ100を超える国や地域に足を運んできましたが、空から大地を見下ろす鳥の目のように、世界地図全体を俯瞰しながら、積極的な外交を展開して参ります」

 「あの昭和20年も酉年でありました。わが国の戦後が始まった年です。戦争で全てを失い、見渡す限りの焼け野原が広がっていました。しかし、先人たちは決してあきらめませんでした。廃墟と窮乏の中から敢然と立ち上がり、戦後、新しい憲法の下、平和で豊かな国を、今を生きる私たちのため作り上げてくれました。本年はその日本国憲法の施行から70年という節目の年にあたります。この70年間で経済も社会も大きく変化しました。少子高齢化が急速に進んでいます。バブル崩壊に端を発したデフレは20年近く日本経済に重くのしかかり、持続的成長への自信は揺らぎました。世界では、戦後の国際秩序だった冷戦が終わりを告げ、日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増しています。こうした困難な課題から、もはや目を背けることはできません。戦後をつくられた70年前の先人たちにならって、今を生きる私たちもまた、こうした課題に真正面から立ち向かわなければなりません」

 「未来への責任を果たさなければなりません。戦後のその先の時代を切り開く、次なる70年を見据えながら、未来に向かって、今こそ新しい国づくりを進めるときです。女性も男性もお年寄りも若者も、障害や難病のある方も、一度失敗を経験した人も、誰もがその能力を発揮できる1億総活躍社会を作り上げる。デフレから脱却し、日本経済の新たな成長軌道を確固たるものとする。積極的平和主義の旗を高く掲げ、日本を世界の真ん中で輝かせる。そして、子供たちこそわが国の未来そのもの。子供たちの誰もが家庭の事情にかかわらず、未来に希望を持ち、それぞれの夢に向かって頑張ることができる。そういう日本を作り上げていく決意であります」

Q.衆議院の解散は秋以降になるか?

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