東南ア、勝者と敗者に二分 米で保護主義台頭 輸出打撃は強弱 (1/2ページ)

2017.1.4 05:00

フィリピンの首都マニラの高層ビル群とマニラ港の国際コンテナターミナル。東南アジア各国が保護貿易による打撃を受ける中でも同国経済は好調に推移するとみられている(ブルームバーグ)
フィリピンの首都マニラの高層ビル群とマニラ港の国際コンテナターミナル。東南アジア各国が保護貿易による打撃を受ける中でも同国経済は好調に推移するとみられている(ブルームバーグ)【拡大】

 2017年は世界経済の低迷に加え、トランプ米政権の発足により米国の貿易政策が保護主義色を強めるとみられるため、過去数十年間にわたり輸出を経済成長の原動力としてきた東南アジア諸国は大きな打撃を受けることになりそうだ。ただ、打撃の度合いは同じではなく、逆風下でも順調な成長を続けられる国とそうでない国に二分されるとみられている。東南アジアの「勝ち組」と「負け組」がどこになるのかを探った。

 ◆堅調なフィリピン

 東南アジアの中で最大の勝ち組と目されるのがフィリピンだ。過去数年の堅調な成長を土台に、17年にはアジアの経済大国の中で最も堅調な経済成長を続けると予想されている。野村ホールディングスはリポートで「フィリピンは国内需要、特に投資支出が引き続き経済の最重要の原動力となり、純貿易の悪影響を相殺することになる」との見方を示した。

 ベトナムも、アジアで数少ない勝ち組になりそうだ。英調査会社オックスフォード・エコノミクスによると、低コスト生産国として知られるベトナムでは、中国やその他の国々からの海外直接投資が引き続き国内生産を押し上げていく可能性が高い。高水準の財政赤字が懸念材料ではあるものの、急速な成長を続けるベトナムでは、堅実な個人消費の伸びにより財政赤字の影響はさほど深刻ではないと、同社はみている。

 もう一つの勝ち組は、東南アジアでは最大規模の人口を有するインドネシアだ。同国ではここ数年、鉱物や天然ガス採掘事業が打撃を受けたものの、シンガポール金融大手のユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOB)は、資源価格の回復によって恩恵を得られると予測している。

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