通常国会、20日召集を表明 首相年頭会見 早期解散「全くない」

2017.1.5 05:00

伊勢神宮の参拝を終え、年頭の記者会見をする安倍首相=4日午後、三重県伊勢市
伊勢神宮の参拝を終え、年頭の記者会見をする安倍首相=4日午後、三重県伊勢市【拡大】

 安倍晋三首相は4日、三重県伊勢市で年頭の記者会見を行い、天皇陛下の退位をめぐる法整備について、与野党の合意形成を図るため野党側に協力を求めた。「決して政争の具にしてはならない。静かな環境で議論を深めるべきだ」と述べた。通常国会を今月20日に召集する考えも表明。早期の衆院解散・総選挙については「考えたことは全くない」と否定し、2017年度予算の成立を急ぐ姿勢を強調した。

 退位をめぐる有識者会議は今月23日にも論点整理を公表する。これを受け政府は、政党間の協議を経て法整備の方向性を固めたい意向。事前協議により法案審議を円滑に進めるためで、首相は会見で「極めて重い課題だ。政治家は良識を発揮しなければならない」とも指摘した。陛下一代限定の特別法を検討する政府に対し、民進党は皇室典範改正による恒久化を主張し、協議が難航しかねないことが背景にある。

 首相は早期の衆院解散を否定しながらも、05年の郵政解散などに触れ、今年の干支(えと)の酉年には解散が多いことにも言及した。

 通常国会を「未来を開く国会」と位置付けた。憲法施行70年の節目に当たり、経済や安全保障環境が大きく変化しているとして「次なる70年を見据えながら未来に向かって、今こそ新しい国造りを進めるときだ」と語り、憲法改正への意欲をにじませた。

 重視する政策に関し「本年も経済最優先。デフレ脱却に向け、金融政策、財政政策、成長戦略の三本の矢をうち続けていく」と強調。酉年にちなみ「鳥の目のように、世界地図を俯瞰(ふかん)する積極的な外交を今年も展開する」と述べた。

 会見に先立ち首相は伊勢神宮(伊勢市)を参拝した。世耕弘成経済産業相ら閣僚も同行し、外宮、内宮の順に参った。

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