アリババ、偽造品業者を初提訴 タオバオ上で偽高級腕時計を販売 (1/2ページ)

 中国の電子商取引(EC)最大手アリババグループは4日、同社が運営するインターネット通販サイト「淘宝(タオバオ)」上で高級ブランド「スワロフスキー」製腕時計の偽造品を販売した2業者を深センにある裁判所に提訴したと発表した。

 アリババは2社に140万元(約2358万円)の損害賠償を求めている。中国国内でEC企業が偽造品の販売業者を法的に訴えたのは初めて。

 今回の提訴は、タオバオからの偽造品一掃に向けたアリババの取り組みの一環。他の業者に対しても同社は同様の法的措置を取る方針を示している。

 チーフ・プラットホーム・ガバナンス・オフィサーを務める鄭俊芳氏は「当社はブランドオーナーを守るため、偽造品販売業者に相応の罰を与えることを望んでいる」と述べた。

 アリババは偽造品の特定、削除に機械学習やデータ分析などの技術を利用している。発表によると、同社はタオバオ出店業者の中に、偽造品の販売が疑われる1業者を発見し、深セン市竜崗区の警察当局に通報した。当局は8月10日に販売業者を家宅捜索し、125点を超えるスワロフスキーの腕時計の偽造品を押収。捜査の過程で、別の偽装品販売業者1者が浮上したという。

 さらに、同社は16年4~6月にかけて当局に偽造品に関する情報を伝えており、総額14億元超の偽造品の押収、332人の容疑者の逮捕に寄与していることも明らかにした。