ブラジル、今年も続く深刻な景気後退 成長率予想下方修正相次ぐ (1/2ページ)

2017.1.7 06:44

歩行者が行き交う道路の端で眠る人。ブラジルのリセッションは続き、貧困率が上昇している=ブラジル・サンパウロ(ブルームバーグ)
歩行者が行き交う道路の端で眠る人。ブラジルのリセッションは続き、貧困率が上昇している=ブラジル・サンパウロ(ブルームバーグ)【拡大】

 ブラジル人にとって2016年はつらい1年だっただろう。大統領は罷免され、連日大きな汚職事件が紙面の見出しを占め、過去最悪の深刻なリセッション(景気後退)が無数の人々の希望を打ち砕いた-。

 貧困層に逆戻り

 リセッションは今も続き、最も痛みを伴う要素だ。投資家の不安心理を鎮めようとするテメル新政権の尽力で、金融市場はしばらく持ち直したが、景気回復の兆しはほとんど見えてこない。ブラジル中央銀行が昨年12月26日に公表した週間市場調査によると、エコノミストらによる17年の国内総生産(GDP)成長率の平均予想は0.5%だった。わずか3カ月前には2年にわたるリセッションから脱却し、1.36%成長を達成すると予想されたが、10週連続で下方修正されている。

 ブラジルのGDP成長率は過去2年間で7%余り下がったとみられ、それにより失業率はほぼ3倍に達する見込みだ。14年までの10年間に貧困からはい上がった3500万人のうち、少なくとも1割は再び貧困層に逆戻りしている。同国の高等教育機関、ジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)の社会政策センターは、14~15年にかけて同国貧困率が8.3%から10%に急騰したと見積もる。

 税収減で非常事態

 リセッションで税収が落ち込み、複数の州が財政非常事態を宣言せざるを得ない状況に追い込まれる中、社会保障ネットワークも崩壊の兆しを示す。債務危機のあおりでリオデジャネイロ州は先月、基本的な食事を2レアル(約72円)で提供する市民食堂の大部分を閉鎖した。

ブラジル人が真の景気回復を体感するには…

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