【マネー講座】《iDeCoに注目》(1)〈メリット大きい年金〉税制優遇制度の活用 (1/4ページ)

 2050年には女性の平均寿命が90歳を超えると予測されています。男女ともに長寿化が進み、まさに「人生100年時代」になりつつあります。老後の生活資金がそれだけ長く必要になる一方で、公的な年金だけでは老後資金を賄い切れない状況が想定されています今回は、自分で自分の老後を守るための強力な手段として、税制優遇制度である確定拠出年金について、ご紹介致します。(三菱UFJ信託銀行 正岡利之)

国の年金と企業年金、個人型確定拠出年金(iDeCo) 

 まず、年金には国が運営する公的年金があります。公的年金には、原則として20歳以上の国民全員が加入する国民年金(基礎年金)と、給与所得のある人が加入する厚生年金とがあります。給与所得のある人は両方に入っていて、給与明細を見ると「厚生年金保険料」として掛金が差引かれています。

 次に、公的年金に上乗せするものとして、私的年金があります。私的年金のうち、企業が運営するものを企業年金と呼び、確定給付年金と企業型確定拠出年金の2種類に分かれます。

 確定給付年金では、加入者が受け取る「(将来に受け取る)年金の給付額」があらかじめ決まっていて、企業が掛金の拠出と資金の運用を行うことで、その金額を賄います。

 確定拠出年金では、「年金の拠出金」つまり積み立てる金額は決まっていますが、(将来に受け取る)年金の給付額は、運用商品の選択を自分で行うため、加入者自身の運用実績によって異なります。

確定拠出年金なら税金が優遇される