米粉普及 手厚い補助金、高コストに課題

 政府、与党は、米粉用米の生産者に対し手厚い補助金を交付するなど支援しているが、米粉の普及に向け、製粉コストを低減したり、新たな需要を開拓したりすることが課題となっている。

 米粉用米への財政支援は、余り気味の主食用米の生産を減らしながら、既存の水田を活用し、食料自給率を高めるのが狙いだ。国の補助金は10アール当たり最大10万5000円と、生産量が急増した飼料用米と同じ水準としている。

 米粉は唐揚げ用やお菓子、麺向けなどに、民間企業が商品を開発し、販売している。食感の良さが特徴で、インターネットのレシピサイトでは、米粉のギョーザやホットケーキ、グラタンなど多くの活用法が紹介されている。

 しかし、農林水産省によると、米粉は1キログラム当たりの卸売価格が100~290円程度で、100円程度の小麦粉と比べて高い。国の補助金もあって原料価格は小麦粉と同じ水準だが、製粉コストなどの差が製品価格に響いている。

 自民党は昨年、コメや米粉を使ったレシピのコンテストを開いた。

 土屋品子衆院議員は記者会見で「若い方は白米よりも料理されたコメが好きなので、レシピを募集し、普及啓発したい」と強調していた。