米金融政策さらに引き締め 次期FRB議長の有力候補3人示唆 (1/2ページ)

2017.1.10 06:25

講演する米スタンフォード大学のジョン・テーラー教授(ブルームバーグ)
講演する米スタンフォード大学のジョン・テーラー教授(ブルームバーグ)【拡大】

 2018年に米連邦準備制度理事会(FRB)議長になる可能性のある有力候補らは、実際に就任した場合には金融政策をさらに引き締める考えを示した。

 米コロンビア大学のグレン・ハバード経営大学院学長とスタンフォード大学のジョン・テーラー教授、同大学経営大学院講師を務めるケビン・ウォーシュ氏は8日閉幕した米国経済学会(AEA)の年次総会で連邦準備制度について、金融政策では解決できない問題に経済が対処するのを支援しようと、やり過ぎていると批判した。

 FRBウオッチャーの間では、18年2月に現行任期が切れるイエレン議長をトランプ次期米大統領が再任しない場合、ジョージ・W・ブッシュ政権メンバーだった上記3氏が次期議長の有力候補と目されている。トランプ氏は選挙戦中、イエレン議長による低金利政策の維持について民主党に恩恵をもたらす措置だと批判していた。

 ブッシュ政権で財務次官(国際問題担当)を務めたテーラー氏は7日にシカゴで行われたパネル討論会で、米金融当局が利上げでやや後手に回っているとの認識を示した。同政権で大統領経済諮問委会(CEA)委員長を務めたハバード氏も同討論会で、米国が近年、景気下支えで金融当局に依存しすぎだとトランプ氏は考えているようで、同氏のスタンスに同調すると指摘した。「FRBは危機直後は非常に首尾よく対応していたが、有効期間が過ぎたかもしれない政策を続けた」と述べた。

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