中国製の粗悪軽油が東南アジアを荒らす 大気汚染で国内規制された製品を安値で輸出 (1/3ページ)

2017.1.11 13:10

北京市内の車道を横切る女性。深刻な大気汚染の一因である粗悪な中国製自動車燃料は、今月施行された新規制を受け東南アジアに輸出される見通しだ=昨年12月20日(AP)
北京市内の車道を横切る女性。深刻な大気汚染の一因である粗悪な中国製自動車燃料は、今月施行された新規制を受け東南アジアに輸出される見通しだ=昨年12月20日(AP)【拡大】

 中国が大気汚染対策として今月導入した自動車燃料に関する新規制を受け、同国内で規格外となった低品質のディーゼル燃料が東南アジアに輸出される見通しとなった。同地域に燃料を輸出している日本や韓国の石油業界は苦境に立たされそうだ。

 精製業者は対応せず

 これまで中国の大気汚染対策は遅々として進まず、例えば無鉛ガソリンが義務化されたのは2000年と、米国に30年近く後れを取っていた。しかし今月導入された新規制では自動車燃料に含まれる硫黄の量が従来規制の約5分の1に制限されることとなった。これは世界で最も厳格な欧州と同水準だ。

 新規制は北京や西安などで発生しているスモッグ対策に効果を上げるとされているが、多くの石油精製業者は、新規制に対応していない燃料の生産を続けている。

 このため、日本と韓国では、インドネシアやマレーシアなど規制が比較的緩い市場向けに、中国が低品質のディーゼル燃料の輸出を増やすのではないかとの懸念が深まっている。日韓両国にとって、東南アジアはディーゼル燃料の主要輸出先だ。

 韓国の石油精製最大手SKイノベーションは「来年の競争激化は確実だ。市場シェア維持のために戦わなくてはならない」(広報担当、キム・ウーキュン氏)と説明する。

「低品質の燃料の輸出は一層増えるのは間違いない」

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。