12日の東京株式市場は大幅反落した。日経平均株価の終値は、前日比229円97銭安の1万9134円70銭。未明のトランプ次期米大統領の会見で具体的な経済政策が示されなかったことへの失望感から円高が進み、日経平均株価は今年一番の下げ幅となった。
終日軟調で、午後につけた安値は295円安の1万9069円まで下げた。
トランプ氏の会見を市場関係者は「経済政策に関する具体的な示唆が示されなかった」(銀行系証券)などとし、失望感が隠せなかった。米長期金利の低下も重なってドル売り円買いが活発化。午後3時近くの東京外国為替市場での円相場は、未明の米国での取引に続いて、1ドル=114円30銭台とほぼ1カ月ぶりの円高水準となった。
東証株価指数(TOPIX)の終値は、前日比14.99ポイント安の1535.41。