日本「家事代行に外国人」の現状 (1/4ページ)

2017.1.14 06:46

マニラの研修施設で、日本式の正しいお辞儀を練習するフィリピン人研修生ら(ブルームバーグ)
マニラの研修施設で、日本式の正しいお辞儀を練習するフィリピン人研修生ら(ブルームバーグ)【拡大】

  • 畳に掃除機をかける訓練をする、マリア・デル・バゴさん(ブルームバーグ)

 畳は目に沿って掃除機をかける-。日本の一般的な住宅をモデルに作られた研修施設で、マリア・デル・バゴさん(37)は掃除の手順を身に付けた。日本の高機能トイレの手入れ方法も学んでいる。

 研修が行われているのは東京から南へ約3000キロ離れたフィリピンの首都マニラ。日本で家事代行の仕事をする準備だ。正しいお辞儀の仕方にも余念はない。

 ◆女性の社会進出支援

 政府は国家戦略特区を活用した家事支援外国人受け入れ事業を神奈川県や大阪府、東京都に認定。神奈川県はパソナ、ダスキン、ポピンズの3社に事業実施を認めた。受け入れ予定人数が最も多い人材派遣大手のパソナは、フィリピンのマグサイサイ・グローバルサービスと提携して研修を進めている。

 デル・バゴさんは、アラブ首長国連邦で家政婦として働いた経験を持つ。研修は、日本語の基本的な会話の習得や家電製品のラベルの読み方まで幅広い。「技術をできるだけ早く習得したい。訓練によって文化的な違いを感じることなく、新しい環境に早く慣れることができると信じている」と話す。

 パソナは日本語や家事の技術など400時間以上の研修を受講した26人のフィリピン人を、家事代行の専門スタッフとして早ければ2月中旬にも日本に呼ぶ。日本でさらに約1カ月間訓練した後、神奈川県内で就労する予定だ。

 事業を担当する澤藤真紀子マネジャーによると、応募者は100人を超えた。日本人と同等の賃金など条件面も含め、日本での就労を魅力的に感じているという。

 家事代行の外国人受け入れ解禁の背景には、女性の社会進出を後押しする政府の狙いがある。政府の人口推計によると、2015年に約1億2700万人の日本の人口は40年に約1900万人減る見通し。女性の労働参加は日本の経済成長に不可欠だ。家事代行などの支援拡充はその切り札となる。

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。