ベトナム小売市場、外資参入で拡大

ベトナム・ハノイの外資系大型スーパーマーケット(ブルームバーグ)
ベトナム・ハノイの外資系大型スーパーマーケット(ブルームバーグ)【拡大】

  • 伝統的な市場で食肉を売る商人。ベトナムでは今後、スーパーなどの近代的小売施設が増加するとみられる=首都ハノイ(ブルームバーグ)

 ベトナムは、小売り売上高が堅調に伸びている。同国統計総局によると、2016年の小売り売上高は前年比10.2%増の1180億ドル(約13兆4756億円)だった。16年の前年比伸び率を品目別にみると、食品が13.0%、家電製品が11.4%、衣類が10.6%などとなっている。経済成長や所得増などを背景に消費増が見込まれるなか、同国の小売市場に外資参入が相次ぎ、店舗網を拡大させていることなどが好調要因とされる。現地紙サイゴン・タイムズなどが報じた。

 同国の小売市場には成長を見込む外資の参入が続いている。タイの小売り大手セントラルは昨年、仏大手小売りが展開していたベトナム大手スーパーマーケットのビッグCベトナムを買収。店舗数を現在の34店舗から倍増させる計画だ。日本のイオンや韓国のロッテマートなどもベトナム市場での攻勢を強めている。専門家は、マーケティングやサービスなどの面で外資に劣る地場の小売企業は今後、厳しい経営を迫られるとの見方を示した。