マレーシア、自動車値下げ合戦 旧正月に照準、在庫調整の思惑も (1/2ページ)

マレーシア西部セランゴール州にある地場メーカーの自動車工場(ブルームバーグ)
マレーシア西部セランゴール州にある地場メーカーの自動車工場(ブルームバーグ)【拡大】

 マレーシアは、28日の旧正月(春節)を見据えて、自動車各社の値下げ競争が始まっている。現地紙スターによると、旧正月は販売が最も伸びる時期であることに加え、今年は通貨安の影響で自動車価格の上昇を懸念する消費者らの駆け込み需要も予想されることから、各社は例年以上に販売促進活動に注力しているもようだ。

 同国自動車市場でシェア首位の地場プロドゥアは、4車種で2188~3888リンギット(約5万6500~10万300円)の値下げを実施する。2位のホンダ・マレーシアは6車種で1000~1万2000リンギットの値下げ、4位のトヨタ・マレーシアも8車種で2000~1万リンギットの値下げに踏み切った。

 メルセデス・ベンツ・マレーシアやBMWマレーシアといった欧州系高級車ブランドも、それぞれ1.88%、1.68%の特別金利を設定。その他、日産やいすゞといった日系ブランドや、韓国系の起亜自動車、米国系フォードなども軒並み値引きや買い取り保証をはじめとする特典を用意しているという。

 マレーシア自動車協会(MAA)の幹部は、各社が利益減を覚悟して値下げに踏み切った背景には在庫調整の意味合いもあると指摘し「販売台数を伸ばしたいディーラーと、よりよい特典を選択できる消費者の双方に有益な状況だ」と述べた。