韓国、平昌五輪17年予算913億円 運営準備費が前年比3倍に

 韓国の北部江原道平昌郡で行われる冬季五輪が来年2月に迫っている。同国の文化体育観光省によると、2017年の五輪準備予算は9372億ウォン(約913億円)となる予定だ。現地の聯合(れんごう)ニュースなどが報じた。

 17年の準備予算は前年比49.4%減となった。同省は、競技施設などの建設が最終段階に入っており、建設関連費が16年の1兆6000億ウォンから55.1%減の7311億ウォンに圧縮されたためと説明した。代わって増加したのが運営準備費で、前年比3倍の1666億ウォンが試験イベントの実施や通信システムの改善などに充てられるという。

 平昌郡は首都ソウルの東180キロに位置する。五輪は、同郡のほか江原道の江陵市と旌善郡の各会場で、18年2月9日から同25日まで開催される。3月9日からは、パラリンピックも行われる予定。同省によると、韓国政府は準備予算のほか、選手強化予算として前年比39.5%増の395億ウォンを計上しているという。

 景気低迷が長引く韓国は、五輪の経済波及効果に対する期待も高い。2月には外国人向け五輪キャンペーンが行われ、期間中はスキーリゾートの利用などに特別割引料金が適用される。観光推進機関の韓国訪問委員会の幹部は「今から韓国の冬の魅力を訴え、できるだけ多くの外国人に平昌五輪に関心を持ってもらいたい」とキャンペーンの目的を説明する。

 このほかにも、同国政府は五輪・パラリンピック運営委員会に対し、活動資金の負担軽減を目的に税制優遇や商業活動の範囲拡大などの支援策を講じていく方針だ。(ソウル支局)