「指し値オペ」、米大統領刺激でも強硬 “伝家の宝刀”に踏み切った背景とは (1/2ページ)

2017.2.4 06:59

日銀は金利上昇を抑えるため「指し値オペ」の実施を通知した(ブルームバーグ)
日銀は金利上昇を抑えるため「指し値オペ」の実施を通知した(ブルームバーグ)【拡大】

 日銀が3日、急激な金利上昇に歯止めをかける“伝家の宝刀”とされる「指し値オペ」を約2カ月半ぶりに実施した。これを受け、3日の債券市場では、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが前日に突破した節目の0.1%を再び下回り、一定の効果があった。10日の日米首脳会談を控える中、日銀は強力な手段に動きづらいとの観測が一部であったが、長期金利を0%程度に誘導する政策に軸足を移した日銀は金利上昇を抑制する姿勢を鮮明にした。

 「背に腹は代えられなかったということ」。ニッセイ基礎研究所の上野剛志シニアエコノミストは、日銀が金利抑制の最終手段とされる指し値オペに踏み切った背景をこう指摘する。

 日米首脳会談を前に日銀が指し値オペを行えば、日本を円安誘導と批判しているトランプ米大統領を刺激しかねない。実際、円相場は一時1ドル=112円台半ばまで上昇していたが、指し値オペの通知後は1ドル=113円台前半に下落。東京株式市場の日経平均株価は一時下落していたが、円安ドル高に振れたことなどを好感して上昇に転じ、終値は前日比3円62銭高の1万8918円20銭だった。

 日銀は1月下旬、市場が想定していた中期国債の購入を見送ったり、逆に長期国債の購入額を増やすなどした。チグハグに映る対応に、債券市場では「日銀の国債買い入れ運営への懐疑的な見方が出ていた」と岡三証券の鈴木誠氏は語る。

トランプ政権が今後、日銀の金融政策にさらに矛先を向ける恐れもある

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