韓国ポスコが供給拡大交渉 日本の造船、火災影響で厚板逼迫感 (2/2ページ)

 一方、JFEスチールの橋本直政営業総括部長は今月3日の会見で、厚板需要のうち建設や産業機械向けがインフラ整備などで今後盛り上がってくるとして「需給ギャップは大きくなり、品薄感が出てこざるを得ない」と指摘。同社の製鉄所はフル稼働の状況だとした上で「できる範囲での協力はしたい」と述べた。

 新日鉄住金の大分製鉄所では1月5日の午前1時40分ごろ出火し、6日の午後1時2分に鎮火した。

 厚板工場の中の電気室で煙が充満し、消火まで35時間余りかかった。鉄を加熱して延ばす圧延ラインを制御する電気計装設備の大半が損傷した。

 栄敏治副社長は2日の決算会見で「復旧工程の短縮化を目指して鋭意努力している」と述べた。業績に与える影響については、今期(17年3月期)に200億円、来期(18年3月期)に100億円の計300億円の減益要因になると説明した。(ブルームバーグ Masumi Suga、Heesu Lee)